BIFMA規格とは?厳しい安全基準をクリアしたチェアもご紹介!

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すぐに買い替えの出来る消耗品と違い、家具は長期間使うものです。となると、やはり少しでも品質の良いものを選びたいですよね。またオフィスや店舗で設置するのならば、多くの人が使うのだから、安全面も気になるところです。
家具の品質や耐久性、安全性の基準は、
・JIS:日本の家具産業で使用される規格
・EN:欧州で使用される家具の規格
・BIFMA:米国で使用される家具の規格
ISO:家具の品質や安全性、環境への影響などに関する国際規格
など、いくつか存在しますが、今回はアメリカの基準、BIFMAについて詳しく解説します。

BIFMAとは?

BIFMA規格とは、アメリカで策定されたオフィス家具の規格です。家具の品質基準における世界基準になっています。
日本人よりも体格の良いアメリカの基準になるため、日本のJIS基準よりも厳しいと言われています。

BIFMAはアメリカの非営利団体

BIFMAは、Business and Institutional Furniture Manufacturers Association(ビジネスおよび施設用家具メーカー協会)の略称で、米国に本部を置く、商業用および機関用家具の規格策定と業界調査を行う非営利団体です。家具の耐久性、安全性、快適性、環境に優しい設計など、様々な要素に関する規格を策定しています。
BIFMAの規格は、椅子、机、キャビネット、書棚、スクリーン、パーティション、およびその他の商業用および機関用家具に関するものがあります。BIFMAの規格には、テスト方法、性能基準、安全基準、環境に優しい設計基準などが含まれています。

どんな試験をしているんだろう?

BIFMAの規格に合格するためには、製品に応じた試験が必要です。以下は一般的なオフィス家具に対する試験例です。

  • 耐久性試験:椅子や机の脚や座面を負荷をかけた状態で繰り返し動かし、製品の耐久性を評価します。
  • 安定性試験:机や本棚などの家具が傾いたり転倒しないかを評価します。
  • 力学的試験:椅子や机の耐荷重性能を評価します。
  • 火災試験:製品が引火しにくいか、または引火した場合にどの程度燃え広がるかを評価します。
  • 化学物質排出試験:製品に含まれる有害物質がどの程度排出されるかを評価します。
オフィスチェアの試験の一例

日本の規格「JIS規格」との違い

BIFMAはアメリカの規格ですが、もちろん日本の規格も存在します。それがJIS規格になります。

BIFMA規格とJIS規格の違い

  • 適用範囲:BIFMA規格は、北米の市場を対象としていますが、JIS規格は日本国内の市場を対象としています。
  • 規格内容:BIFMA規格とJIS規格は、家具の安全性や品質、環境配慮などの要件について規定していますが、その要件やテスト方法は異なります。
  • 試験方法:BIFMA規格では、家具の安定性や耐久性、機能性などを試験するための標準的な方法が定義されています。一方、JIS規格では、機能性や耐久性の試験方法が定められているが、安定性に関しては、規定が存在しない場合があります。
  • 規格の取り扱い:BIFMA規格は、非営利団体によって定められた規格ですが、JIS規格は産業標準化法に基づく国家規格です。
  • プロセスの違い:BIFMA規格は、コミュニティベースで開発された自主的な規格であり、家具業界の参加者からのフィードバックに基づいて改定されています。一方、JIS規格は、日本の産業基盤を支える国家的な規格制定プロセスによって制定されています。

どちらの規格がより厳しい?

BIFMA規格とJIS規格を比較して、どちらが厳しいかは規格内容によって異なります。ただし、一般的にはBIFMA規格の方がより厳しいとされています。JIS規格は、日本の国内市場において、家具の品質や機能性に関する基準を定めたものであり、BIFMA規格よりも対象とする項目が限定的な場合があるためです。

BIFMA規格をクリアしたおすすめチェアをご紹介!

LOOKITでは皆様により高品質、そしてより安全な商品をお届けできるよう、BIFMAやJIS基準の試験を行っています。
その中からBIFMA基準の試験にクリアしたおすすめのチェアをご紹介します。

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ダイナミクスXチェア

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