身体に良い椅子とは?
日々の仕事や勉強で長時間座っていると、腰や肩に疲れがたまりがちです。そんなとき、エルゴノミクスチェアが強い味方になります。エルゴノミクスチェアは、体の負担を軽減し、快適な座り心地を提供してくれます。
今回は、エルゴノミクスチェアを選ぶポイントと、特におすすめのエルゴノミクスチェア10選をご紹介します。あなたの健康と快適な座り心地をサポートする最適な一脚を見つけてみましょう!
そもそもエルゴノミクス(人間工学)とは?
エルゴノミクス、または人間工学は、人間とその環境との相互作用を最適化することを目的とした学問です。具体的には、作業環境や製品、システムを人間の能力や限界に適応させることで、快適さ、安全性、生産性を向上させることを目指します。エルゴノミクスは多くの分野で応用されており、特に職場環境やオフィス家具の設計において重要な役割を果たしています。
エルゴノミクスチェアの特徴
人間工学をもとに作られたエルゴノミクスチェア。先ほどお伝えした通り、快適な座り心地を提供してくれますが、具体的な特徴はどんなところなのか?詳しく見ていきましょう。
良い姿勢を維持しやすい
快適な作業環境は、集中力を高め、生産性を向上させます。適切な椅子は、正しい姿勢を保つことで長時間の作業でも疲れにくくなり、仕事の効率を上げることができます。
長時間でも疲れにくい
体の自然な姿勢をサポートし、筋肉や関節への負担を軽減します。これにより、腰痛や肩こり、目の疲れといった身体の不調を予防することができ、健康と快適さの向上につなげます。
好みの姿勢にカスタマイズできる
使用する人や作業内容、環境によって、好みに合わせてカスタマイズが可能です。
身体に良い椅子を選ぶ際に注目すべきポイント
メリットがたくさんあるエルゴノミクスチェアですが、どんな椅子が身体に良いのか、選び方がわからないという方も多いのではないでしょうか。
せっかく良いチェアを購入しても、自分に合わないチェアを買ってしまっては効果が半減してしまいます。しっかりとフィットするよう調整できるかということが重要なポイントになってきます。
この章では、身体に良い椅子を選ぶ際に注目すべきポイントをまとめました。ぜひ参考にして、理想の椅子選びに役立ててください。
- 座面高の調整機能
- 足が床にしっかり接地し、膝が直角になるように設定できるか
- 腰部サポート(ランバーサポート)
- 腰部の自然な曲線をサポートするランバーサポートがあると腰痛を予防してくれます
- 背もたれの調整機能
- 背もたれが調整可能であること
- リクライニング機能や角度調整が可能かどうか
- 座面のクッション性と深さ
- 座面のクッションが適度な硬さと柔らかさであること
- 座面の深さが適切で、背中を背もたれに寄せたときに膝の裏に圧力がかからないこと
- アームレストの調整機能
- アームレストが調整可能であること
- 肘が自然な位置でサポートされ、肩や首への負担が軽減されること
- 素材と通気性
- 座面や背もたれの素材が通気性のあるもの
- 長時間座っていても蒸れにくいこと
- 安定性と耐久性
- 椅子がしっかりと安定していること
- 耐久性があり、長期間使用できること
- 移動のしやすさ
- キャスター付きで移動がしやすいこと
- キャスターの動きがスムーズであること
これらのポイントを考慮して椅子を選ぶことで、エルゴノミクスに基づいた健康的で快適な作業環境を実現できます。
エルゴノミクスチェアのおすすめ
エルゴノミクスチェアを選ぶ際には、自分の体型や作業環境、予算に合わせて選ぶことが重要です。下記のモデルはそれぞれ異なる特徴とメリットを持っているため、自分に最適な椅子を見つけるための参考にしてください。
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- Herman Miller Aeron Chair
- 特徴:クラシックなデザインと高いエルゴノミクス性能。調整可能なランバーサポートと座面のテンション調整機能。
メリット:非常に耐久性が高く、長時間座っても快適。
デメリット:価格が高め。
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- エルゴヒューマン プロ2
- 特徴:メッシュ素材で通気性が高く、背中と腰部のサポートが調整可能。ヘッドレスト付き。
メリット:コストパフォーマンスが良い。多機能で快適。
デメリット:デザインが少し無骨に感じる人もいるかもしれない。
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- Steelcase Leap Chair
- 特徴:多くの調整機能が搭載されており、個々の体型に合わせてカスタマイズ可能。ランバーサポートとシートの奥行き調整が可能。
メリット:優れた快適性とサポート性能。長時間の使用に最適。
デメリット:高価で、複雑な調整機能が少し扱いにくいこともある。
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- オカムラ コンテッサ
- 特徴:コンテッサ セコンダは、美しいデザインと高い調整機能を持つエルゴノミクスチェアです。
メリット:長時間座っていても疲れにくく、快適性が高いです。
デメリット:価格が高めで、予算に制約がある場合には購入を躊躇するかもしれません。
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- オカムラ シルフィ
- 特徴:オカムラ シルフィは、シンプルでスタイリッシュなデザインと優れたエルゴノミクス機能を兼ね備えたオフィスチェアです。
メリット:背もたれのカーブが調整可能で、ユーザーの体型に合わせて最適なサポートを提供します。
デメリット:一部のユーザーには、クッションの硬さが気になる場合があります。
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- デュオレストNEXT1
- 特徴:独自のデュオレスト理論と設計哲学に基づいて製品化されたエルゴノミクスチェア。独立した2つの背もたれで背中にかかる負担を軽減します。
メリット:背中全体をサポートし、姿勢を改善しながら快適な座り心地を提供します。
デメリット:デザインが独特で、好みによっては受け入れにくい場合があります。
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- 内田洋行 エルフィ
- 特徴:エルフィは、人本来の動作に着目したメカニズムと新しいリクライニング機構および座面クッションにより、パルスチェアの快適な座り心地を実現しています。
メリット:調整機能が豊富で、ユーザーの体型や好みに合わせて快適にカスタマイズできます。
デメリット:一部のユーザーには、座面のクッションが硬く感じる場合があります。
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- ダイナミクスX
- 特徴:エルゴノミクスを重視したデザインで、長時間の使用でも快適な座り心地を提供します。
メリット:背面から独立させたランバーサポートが、正しい姿勢をサポートします。
デメリット:座面高がやや高めなので、小柄な方は好みが分かれるかもしれません。
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- ウェルビー
- 特徴:多機能性と低価格、デザイン性を兼ね備え、立体フォルムが体圧を分散し、負担を最小限に抑えてくれるオフィスチェアです。
メリット:調整機能が満載でオーダーメイドのように体にフィットします。
デメリット:座面もメッシュでできているため、体重の軽い方は座った際に落ち着かない方がいるかもしれません。
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- ラビットチェア
- 特徴:2つの背もたれが姿勢の動きに追従し、背中にしっかり密着。身体にフィットして支えてくれるため、疲れにくいチェアです。
メリット:背もたれを前後に調整できるため、成長期のお子様でも安心して使えます。
デメリット:全体的に小ぶりなサイズ感のため、大柄な方にはサイズが合わない場合があります。